2015年6月7日、会社の金5億元（約100億円）と共に姿を消した中国石油河南周口販売支社の女性社長とその夫が、山東省青島市で警察に身柄を拘束された。9日付で中国紙・新京報が伝えた。

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周口市警察によると、女性社長の乗った黒の乗用車が山東省青島市に向かったとの情報があり、捜査員を青島市に派遣。警察は7日、同省［月交］州市内で女性社長と夫の身柄を発見した。一緒に姿を消していた女性社長の息子はまだ見つかっていない。中国石油の関係者によると、女性社長とその夫は長期にわたって周口市内のガソリンスタンド経営者から販売代金を社長と夫の個人口座に振り込ませていた。同時に経営者らに高利を約束して多額の現金を集めていたという。警察は現在、事実関係を調査中だ。

中国のネットユーザーは「こんなの氷山の一角だろ」「さすが国有企業だな」「どうりでガソリンが高いと思った」などとコメント。相次ぐ国有企業幹部の不正に対し、怒りの声を上げている。（翻訳・編集/本郷）