Record China 2015年6月15日(月) 8時20分
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10日、中国科技網は、日本の華字紙・中文導報の副編集長である張石氏が、日本の交通についてつづったコラムを掲載した。写真は東京。
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2015年6月10日、中国科技網は、日本の華字紙・中文導報の副編集長である張石(ジャン・シー)氏が、日本の交通についてつづったコラムを掲載した。
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中国は「強者優先」の交通規則があり、自動車は歩行者に道を譲ることはまずない。そのため、交通の安全は日本に遠く及ばず、渋滞も深刻だ。
日本の交通では、「弱者優先」を徹底しており、歩行者に対して自動車のみならず自転車も優先するよう定められている。横断歩道には障害者用の押しボタンが設置されている場所もあり、日本がいかに交通における「弱者」に配慮しているのかがわかる。
当然、日本人の「規則を守る」という姿勢も、日本の交通の秩序と安全に一役買っている。中国では罰則を強化しても違反する人が絶えないのに、日本では罰則に違反しないことでも自主的に行い交通の安全を作り出している。
現代社会において、「弱者優先」が安全や秩序を保障することができる。「弱者」である歩行者が自動車に危害を加えることはなく、「強者」である自動車が傍若無人だと、歩行者にとって大きな脅威となり、トラブルが発生しやすい。こうしたトラブルは交通の安全や秩序の大敵である。最もわかりやすいのは、信号待ちの時だろう。信号待ちする日本に対し、中国では信号無視は日常茶飯事で、歩行者も自動車も入り乱れている。
時間に追われる中国人はわれ先に信号無視をするが、交通規則を守らない結果が渋滞を引き起こすという点には気が付いていない。日本の秩序のある安全な交通は、日本人一人ひとりの規則を守るという努力によって成り立っているのだ。(翻訳・編集/内山)
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