2015年6月15日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で中東呼吸器症候群（MERS）の感染が疑われる人物が、検査結果を待つ間に病院から抜け出し、騒ぎになっていたことが分かった。

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ソウル江南区保健所によると、Aさんは、先月27日に父親の定期検診のためサムスンソウル病院に立ち寄った際、MERSに感染したとみられている。今月9日から発熱や目まい、せきなどの症状があったものの、12日午後になって保健所に連絡した。保健所は救急車と看護師を派遣したが、Aさんは待ち切れずタクシーで病院に向かった後だった。その後、MERS感染検査を受けたが結果を待たずに、隔離室の鍵を壊してタクシーで帰宅してしまったという。

13日、AさんのMERS感染が確認されたのを受け、保健所はAさんの足取りをさかのぼって追跡するとともに、「症状が出た後は出勤していないと話しているが、これについても確認中だ」とした。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「おかしな人がここにもいた」

「まったく自分のことしか考えてない。それでいて中国や東南アジアの人を悪く言う、遅れた国民性の表れだ」

「こういう人は珍しくない。韓国の病院で働いてみると分かる」

「病院に武装警察を配置してくれ。病院で騒ぐ人たちのせいで、ちゃんと治療を受けられず不安な患者やスタッフたちを守ってほしい」

「簡単ではないけど、他人への配慮が必要だ」

「政府の対応が駄目だったことは事実だけど、国民一人一人が法や秩序を無視する意識を持っているから、統制しようにも統制できず、こうして大きな問題になるんだ。これでは、政府がどんなに良い指針を示したとしても統制できない」

「これが韓国人の国民性のレベル。外国で、なぜ醜い（アグリー）コリアンと呼ばれるのか分かる。韓国人を本当に嫌う人が多いんだ」

「韓国は本当に遅れている」

「国は、MERSを意図的に他人にうつす行為を罪に問うべき」（翻訳・編集/和氣）