韓国、MERS感染で「新現象」=若年層への拡散、強い伝播力、潜伏期間の長期化―中国メディア

Record China    2015年6月18日(木) 15時49分

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16日、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)感染者が急増する中、四つの「新しい現象」が見られる。資料写真。

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2015年6月16日、中国新聞網は、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)感染者が急増する中、四つの「新しい現象」が見られると報じた。

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「新しい現象」は、若年層への拡散、伝播距離の拡大、伝播力の強化、潜伏期間の長期化だ。

保健当局によると、MERSは高齢者が感染しやすいという通説とは異なり、韓国では30〜40代の感染者が続出している。拡散初期の感染者の大多数が50〜70代だったが、15日までの確定患者150人のうち、50歳未満が37.3%を占めている。

MERS感染は「患者と2メートル以内で1時間以上の接触」という基準も、韓国では当てはまらない。最初に発生した平沢聖母病院では、ウイルスは同じ病室はもちろん、病院全体にまで伝播(でんぱ)した。その範囲は2メートルをはるかに超えている。ソウル峨山病院では、患者と10分ほど接触しただけで感染した例も確認された。

中東では、MERS感染者1人の感染力は平均0.6〜0.8人とされているが、韓国内初の患者(68)は30人を感染させ、14番患者(35)は70人以上を感染させた。15番患者(35)や16番患者(40)も多数感染させている。

サウジアラビアでの平均潜伏期間は5.2日だ。だが、韓国人患者の95%が発症までに要した時間は約12日だった。

専門家は「こうした相違は、韓国でのMERS発生状況が中東とは大きく異なることを示すものだ。患者が完治して退院したとしても、保健当局は追跡観察を継続すべきだ」と指摘した。(翻訳・編集/柳川)

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