TPP交渉は「立ち往生」か?TPA可決がカギ―中国メディア

Record China    2015年6月21日(日) 20時10分

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18日、TPPは数年にわたり交渉が行われてきたが、いまなお前途には困難が横たわる。写真はホワイトハウス。

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2015年6月18日、英国紙「フィナンシャル・タイムズ」は、米国が主導する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉のパートナーが、「米国議会が(TPP交渉妥結の前提となる)米大統領貿易促進権限(TPA)法案を可決しないなら、TPPは凍結状態に追い込まれる」と発言したことを伝えた。人民日報海外版が伝えた。

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TPPは数年にわたり交渉が行われてきたが、いまなお前途には困難が横たわる。米国はもともと、5月下旬にフィリピンで交渉参加12カ国の関係閣僚との最終交渉が終わると予測していたが、進展をみることはできなかった

TPPの妥結を推進するTPAもこのほど障害にぶつかった。米議会上院は5月22日、(失職した労働者に税金で所得を補償する)貿易調整支援(TAA)とTPAについて抱き合わせで審議・投票を行い、最終的に可決したが、米紙「ニューヨークタイムズ」の報道によれば、2回にわたる投票の末になんとか可決できたのであり、裏ではホワイトハウスから議会へのはたらきかけもなされたという。

オバマ大統領は一刻も早くTPA法案を通過させて権限を手に入れ、日本やカナダなどの同盟国とTPPを妥結させたい考えだ。だが米議会のプロセスを踏まえて、TPAは労働者の権利を保障するTAAとセットで可決されなければならない。上院では投票が行われ、下院でも同じ手続きを踏むことが必要だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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