2015年6月23日、中国新聞網は、奈良のシカを救った中国人について、ネットの書き込みを紹介した。

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今月21日、中国のネットに「数人の中国人が奈良でシカを囲み、角を切り落とす」との書き込みが掲載された。書き込みによると、7〜8人の男性に囲まれたシカが飛び出すと、その角の一部が折れ、血を流していたと紹介。男性らは「これはシカの角だ。手を洗いに行こう」と広東語で話していたという。投稿者は驚きのあまり事情を聞くことなく、写真も撮影していなかったという。

この書き込みが多くの人に転載されると、現場の写真を掲載するユーザーが現れた。ただ、同ユーザーの証言により状況は180度変化した。写真を掲載したユーザーは現場で一部始終を目撃したと語り、角は男性らが切り落としたのではなく、鹿が暴れて折れたのだと説明。

それによると、ベビーカーに頭を突っ込み食べ物を物色していたシカの角がひもに絡まり、それを取ろうとシカが暴れた結果、角が折れたという。その場にいた中国人数人がシカを助け、周りからは彼らを称える拍手が沸き起こっていたという。（翻訳・編集/内山）