2015年6月24日、韓国・マネートゥデイによると、韓国平昌五輪に投入される政府予算が毎年増え続けており、韓国内からは「経済的に失敗した長野五輪のようになるのではないか」と懸念する声が出ている。

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韓国の国会予算政策処が最近発表した報告書「2014年部処別決算、文化体育観光部」は、「平昌五輪の政府予算の成果が不十分であり、大会後の競技場活用方案や環境復元などの事後方案が不完全だ」と指摘した。

また、韓国企画財政部は昨年10月、平昌五輪の予算を、誘致申請書に記入した8兆8000億ウォン（約9839億円）から13兆ウォン（約1兆4500億円）に変更することを確定した。しかし、予算が毎年増加する一方で、事業成果は得られていない。競技場や新道路の執行率はそれぞれ36．1％、37．1％に過ぎない。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「お金もないし時間もない。一体誰のための大会なの？」

「悲劇の始まりだ。地元民は『不動産の価格を上げられる唯一の道』と誘致に命を懸けていたが、人口が減り続けているのに、五輪後の競技場をどれだけ活用できるというのか？」

「韓国政府が無能だということがすぐに分かった。計算もできないのだから」

「平昌五輪が韓国経済に打撃を与えないことを願っている」

「予算が…。自分の金だったら同じように使うか？中止にするか、分散開催にしよう。大金を費やして環境を破壊するなんて…。本当にひどい」

「大変なことになる前に中止すべき。長野五輪どころじゃない。韓国の国家負債は増え続けているというのに、たった1〜2週間のイベントに14兆ウォンも使うなんてあり得ない。恥ずかしくても、平昌五輪の開催権を返上しよう。それか開催に賛成している人からお金を集めればいい」（翻訳・編集/堂本）