韓国政府、年間の消費者物価上昇率の目標値を初めて0%台に修正=迫り来るデフレの恐怖、90年代の日本と酷似「韓国が同じ道をたどるとは」

Record China    2015年6月26日(金) 11時59分

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25日、韓国・イーデイリーによると、韓国政府は25日に発表した下半期の経済政策方針で、今年の消費者物価上昇率の予測値を2.0%から0.7%に下方修正した。これに対し、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。写真はウォン。

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2015年6月25日、韓国・イーデイリーによると、韓国政府は25日に発表した下半期の経済政策方針で、今年の消費者物価上昇率の予測値を2.0%から0.7%に下方修正した。

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消費者物価上昇率が0%台を記録したのは、アジア通貨危機直後の1999年(0.8%)だけであり、0.7%の予測値は統計が開始された1965年以降で最も低い値となる。特に政府が目標値を、0%台としたのは今回が初めてであり、デフレが現実となる懸念が大きくなっている。

消費者物価上昇率は今年に入って5カ月連続で前年同月比0%台の上昇にとどまっており、特に年初に行われたたばこ値上げの効果を除けば、2〜5月の4カ月連続で事実上のマイナスを記録している。政府が年間上昇率を0.7%としたということは、今後、残りの期間も物価上昇の余地は大きくないとの見通しだということを表す。

こうした状況は、低成長、低金利、低物価の悪循環を経験した日本の不況の初期段階と同様の姿という指摘も出ている。奇しくも、政府が提示した予測値は「失われた20年」に陥る直前の日本の消費者物価上昇率と同じである。日本の消費者物価は、1994年に0.7%を記録した後、長期低迷期に陥った。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「物価引上率が0%台?どこの国の話をしているんだ?体感ではもっと大きい」

「物価の算出方法から変えろ。今、庶民の生活必需品や公共料金は上がっているぞ、これでデフレとはどういう事だ?」

「20年間も時間があったのに、その間、韓国政府が行った対策が、庶民に借金をさせて家を買わせるということだけか」

「若者に投資しないような国に未来があるはずない」

「MERS(中東呼吸器症候群)の対応だけを見ても、政府の無能さがよくわかる。この国では、国民は自ら生き残ることを考えねばならない。誰も信じられない」

「テレビでも経済危機克服の議論はないし、次の大統領が誰になるのかなどと舌戦を繰り広げているだけ。こんな国の運命は風前の灯だ。後世の事が心配で、ため息しか出ない」

「日本とぴったり20年の差で、韓国が同じ道をたどるとは」

「日本と比較になるのか?日本の技術力は、世界に認められるレベルだが、韓国の技術力が日本に追いつくにはまだまだだ」

「日本は20年でデフレから抜け出せたが、私たちは、少子化、若年失業で未来がない。30年でも不足かも…」(翻訳・編集/三田)

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