苦悩する男たち、脱毛の発生率が20年前の10倍に激増―中国

2007年9月12日、中国国内の調査で男性の脱毛が20年前の10倍に増えていることが明らかになった。治療のため病院を訪れる男性のほとんどが就職難や恋愛の悩みを抱える20代で、定職に就き家庭を持った男性は治療する人が少ないこともわかった。

脱毛は遺伝的要因が強く、結婚前に男性の父親を見れば将来像がわかるとよくいわれるが、実際には母親から引き継いだ遺伝子の影響を強く受けることもわかってきた。母親の家系に脱毛素因がある場合、息子の脱毛リスクが数倍に高まるという。結局、男性だけが責められる筋合いのものではないようだ。

脱毛に関連する遺伝子すべてがまだ解明されていないので、脱毛を予防する方法も見つかっていないが、ストレスや暴飲暴食、睡眠不足などを避け、健康的な生活を送ることが脱毛リスクを軽減すると調査は締めくくっている。（翻訳・編集/WF）