安保法制で支持率低迷の安倍首相、外交では中ロの接近に危機感?―ロシアメディア

Record China    2015年7月2日(木) 9時21分

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1日、環球時報は、中国とロシアの接近に危機感を感じる安倍晋三首相が両国の「分裂」を期待していると報じた。写真はモスクワ。

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2015年7月1日、環球時報ロシアメディアの報道を引用し、中国とロシアの接近に危機感を感じる安倍晋三首相が両国の「分裂」を期待していると報じた。

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ロシア側は先月29日、11月にトルコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合で日本とロシアが首脳会談を行う可能性があると発表した。日本はこれを機にプーチン大統領の訪日に向けた雰囲気作りに弾みをつける考えだとみられており、ロシア紙ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは30日付で「安倍首相が中ロの接近を懸念」と題する記事を掲載し、「安倍首相は国内では安全保障法制がらみで支持率低下に直面し、外交では中ロの密接な関係に不安を感じている」と指摘した。

日本と中ロの関係についてロシアの専門家は「経済面で中ロは『シルクロード経済ベルト』構想の推進に向けて協力することで一致しており、日本は中国がロシアのエネルギー市場で独占的な地位を占めることを心配している」と述べ、軍事面では日本海で予定されている中ロの合同軍事演習を日本の懸念事項として挙げた。さらに尖閣諸島の問題に触れ、「日本は中国からロシアを取り戻し、中国へのけん制を強める考えだ」との考えを示した。

一方、日本問題を研究する中国の専門家は「第2次世界大戦の勝利という観点からすると、今年は非常に意義深い1年。安倍氏は侵略の歴史をごまかそうと躍起になっているが、中ロ両国はこの問題で最大の発言権を持っている」と語り、「安倍氏は米国での演説で『侵略戦争』という表現を使わなかった。ここから日本は米国を納得させることに成功したと言え、次はロシアを仲間に引き込むつもりだろう」と述べている。(翻訳・編集/野谷

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