2015年7月2日、広州日報は3日から開催する韓国・光州夏季ユニバーシアード大会の問題点について伝えた。

【その他の写真】

中東呼吸器症候群（MERS）の影響で北朝鮮が不参加を表明しており、女子新体操世界ランキング1位のマルガリータ・マムーン（ロシア）もMERS感染への懸念から不参加を表明。ロシアの器械体操チームもユニバには参加せず、香港もMERS懸念から体操やボートなど6種目27人が参加を見合わせ、選手団規模は93人から66人に減った。

さらに、経済が低迷する中で、巨額の費用が必要なユニバは韓国経済にとって大きな負担となっている。

一方で、仁川アジア大会の開会式で韓流が前面に打ち出されていたように、ユニバでも韓国は韓流をアピールすると思われる。ただ、仁川アジア大会の開会式に対して、韓国人から「まるで韓流スターのコンサート」とスポーツイベントとしてはふさわしくないとの批判の声が多く聞かれていた。同大会でも韓流要素が濃ければ、再び国民から不満が噴出することが予想されるが、韓国が韓流アピールの機会を逃すはずはないとみられている。（翻訳・編集/内山）