2015年7月9日、韓国・モーニングトゥデイによると、中東呼吸器症候群（MERS）の影響で6月の韓国の外国人入国者数が75万人（前年同月比41．1％減）にまで落ち込んだ。

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韓国文化体育観光部は9日、第8回貿易投資振興会で、「萎縮した観光産業の早期正常化のために総力を挙げて対応を行う」と明らかにした。外国人観光客誘致のための広報マーケティングを7〜8月に集中的に実施し、遅くとも10月には前年同期レベルに引き上げるのが目標だ。文化体育観光部はこの目標を達成するため、105種類の政策課題を出した。核心は日本、中国、香港などの主要市場を対象に、政府高位当局者会談の開催と団体ビザの手数料免除など出入国手続きの利便性の向上などだ。

文化体育観光部によると、外国人入国者数が前年同期比で減少に転じたのは6月の第2週から。以来、継続的に減少し、第4週には60％以上の減少を記録した。今後もこうした傾向は続くとみられ、7月の訪問者数は前年同月比で60％減の50万人にとどまると予想している。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「無能な政府が偽りの対策を打ち立てて努力した結果がこれだ」

「MERSを防げなくて、観光収入が減ったのは誰の責任だ？」

「メディアが先を争って報じたことで国民が敏感になり、景気が後退したのだ。今の状況はメディアと朴槿恵（パク・クネ）政権の責任だ」

「来てもらわなくて結構」

「率直に言って、韓国に観光するところがあるのか？」

「外国人観光客の減少はMERSのせいじゃなくて、韓国自体の問題だ」

「観光産業というのは新規顧客の獲得も重要だが、リピート率を上げることがより重要だと思う。韓国は日本に比べて見に行くところも少ないし、人は不親切でぼったくりも横行している。それに路上は汚い。日本は観光スポットの多様性もあるし、人は親切で、路上も清潔。国民性、社会インフラのすべての部門で韓国より勝っている」（翻訳・編集/三田）