中国の中所得層、過去10年で2億人増=全人口の75%は低所得層のまま―中国メディア

Record China    2015年7月15日(水) 20時40分

拡大

11日、参考消息網は記事「報告書:中国の中所得層は過去10年で2億人の増加、それでも75%は低所得層」を掲載した。世界の中所得層は過去10年で倍増した。写真は重慶北駅。

(1 / 2 枚)

2015年7月11日、参考消息網は記事「報告書:中国の中所得層は過去10年で2億人の増加、それでも75%は低所得層」を掲載した。

その他の写真

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは10日、リサーチ企業ピュー・リサーチ・センターの最新報告書を取り上げた。世界110カ国の2001年から11年までの国民所得の変遷を分析している。中所得層(1日あたりの生活費が10ドルから20ドル)の数は、01年の3億9900万人から11年には7億8400万人とほぼ倍増した。

世界人口に占める中所得層の割合は7%から13%に増加する一方で、貧困層(1日あたりの生活費が2ドル以下)は29%から15%に急減している。ただし貧困層から脱出した人々はほとんどが低所得層(1日あたりの生活費が2〜10ドル)に移行しており、中所得層へのステップアップは困難な現実も明らかとなった。

中所得層の拡大は地域的な偏りが大きいのが特徴的だ。インド、南アジア、アフリカ、中米などの地域ではほとんど中所得層の拡大はない。大きく増加したのはアジア、南太平洋だ。世界の中所得層の51%がこの地域に集中している。10年前から20ポイントの増加となった。中国では10年間で2億人が新たに中所得層となったが、それでもなお全人口の75%が低所得層に位置している。(翻訳・編集/増田聡太郎

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携