2015年7月12日、韓国・ハンギョレは、韓国の財閥系列会社の合併の様子を見た外国人投資家が「韓国は正しいコーポレートガバナンス（企業統治）が働かない国」と考えていると報じた。

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オランダ年金基金の資産運用会社（APG）のバク・ユギョン理事はこのほど、サムスンやSKなど韓国財閥系列会社の合併に対する外国人投資家たちの考えについて、こう述べた。

パク理事は7日、ハンギョレの単独インタビューで、「時代はすでに21世紀なのに、韓国はまだ20世紀の支配構造を保持しており、どうしてこのような状態なのかと、ため息が出てくる」と指摘。コーポレートガバナンスを持たない企業はグローバル市場で認められないと警告した。

また、「かつてガバナンス後進国と呼ばれた日本は、安倍政権になった後、支配構造を大幅に改善し、今では韓国より（支配構造が）良いとの評価が出ている」とし、「中国企業も韓国よりもはるかに株主に優しい経営をしていることを見れば、韓国が心配になる」と述べた。さらに「外国人投資家にとって重要な問題は、株主総会で、すぐに合併が実現されることではなく、企業が被った（悪い）評判とイメージを、いかに回復するかということだ」とし、「そのために企業と協力する用意がある」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「こんな分かりきったことを、なぜ今ごろ…」

「立法、司法のトップらも一介の企業会長に頭を下げ、報告を上げる日も遠くないようだ。国民の血税が集まる国民年金さえも、大企業の利益のために動いている現状を見ると…」

「優秀な方のようだが、外国企業に勤めてカネを稼いで遊ぶのではなく、国内企業に入社して働いてくれ」

「韓国は守銭奴の国だからな」

「財閥だけ生き残って、国は滅びるということだ」

「株主に優しい経営は、長期的な企業の発展よりも、短期で成果が出る人件費削減や、低賃金国に工場を移したり、自社株を買ったりすることだろう。だから問題が発生するのだ。このやり方が世界中の経済低迷の根本的な原因だ。財閥も同じような行動をしている」

「後進国レベルにも達してないと思う」

「韓国が滅びても、サムスンだけは生き残るんだろう」

「日本と比べるのは理解できるが、共産主義国の中国と比較するのは理解できない」（翻訳・編集/三田）