2015年7月12日、韓国・ニュース1によると、韓国企画財政部はこのほど、韓国経済の回復が微弱な中、中東呼吸器症候群（MERS）とギリシャ債務危機の影響で経済のリスク要因が大きくなったと指摘した。

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韓国企画財政部は5〜6月の経済指標を基にした最近の経済動向（グリーンブック）で、「韓国経済は、雇用は良好な増加傾向を見せているが、輸出の鈍化と生産投資の回復の遅れ、低物価水準により、活力を回復していない」と判断した。また、「MERSによる不安心理で、回復を見せていた消費や観光・レジャーなどのサービス業の動きが鈍化し、ギリシャ債務危機で内外のリスク要因が増大した」と指摘した。

5月の雇用市場は、気象条件の悪化など、前月の雇用増加を制約していた特異な要因が解消され、前年同月比で、就業者の増加幅が21万6000人から37万9000人と反発した。6月の消費者物価上昇率は0．7％となり、石油類価格の下落、都市ガス料金引き下げに応じて0％台を持続したが、干ばつの影響などで小幅に上昇（前年同月比0．5から0．7％）した。

この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

「大統領と保健福祉部の不策によって、経済がこんな有様になってしまった」

「ギリシャの影響なんてないだろうが」

「いつも計画だけだ。何もしない」

「私は60年生きてきて、今のような政権は初めて経験する。この政府が最初に発足したときには、私も政府の良いところだけを見て、多くの期待をした。しかし、この政府の任期が折り返しを過ぎて感じているのは、もはや現政府に希望は持てないということだ。『創造経済（朴槿恵政権の経済政策）』だけ叫んでいれば、国民の生活が豊かになって、若年失業率が低下するのか？言葉だけの甘い弁舌で国民を欺かず素直になれ。大韓民国がギリシャのような地獄に落ちない保証もない状態で、毎日無料の福祉だけ叫ぶ政治家たちはいったい何を考えているのだ？」

「今までに困難じゃない時があったか？」

「MERSは言い訳だ。無能な政府が問題だ」

「なぜ話をするたびに言うことが変わる？数日前は長官がギリシャの影響は限定的と言っていたぞ。ころころと状況診断が変わって誰が信じる？」

「韓国の不況は全部MERSとギリシャのせいか」

「韓国経済は危険だが破綻ではないと言ってくれ」

「本当の原因は朴槿恵だ」（翻訳・編集/三田）