2015年7月13日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の失業者のうち、6カ月以上職探しを続けている人が1割に迫っていることが分かった。ひと月当たりの失業者数が100万人を超える状態も続いている。

【その他の写真】

13日、韓国統計庁によると、5月の失業者のうち6カ月以上の失業者数が9万9000人となり、月基準では2007年9月（10万3000人）以来最も多くなった。季節性を考慮し、毎年5月のみを比較すると、2004年5月（11万3000人）に次ぐ規模だ。また、6カ月以上の長期失業者の割合は5月に9．7％となり、5月のみで比較すると2007年（11．2％）以降、最も高くなった。

全体の失業者数もなかなか減っていない。5月の失業者数は102万2000人で、2月以降、4カ月連続で100万人を超えた。4カ月連続となるのは、1997年の通貨危機の影響で雇用状況が悪化した2000年3月以来初めてだ。

これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。

「政府はいったい何をしてるんだ？」

「この国の国会議員がみんないなくなれば、庶民が生きられる」

「やっぱり韓国は地獄だ。朴槿恵（パク・クネ）大統領が若者は中東に、と言ってたけど、本当に韓国を離れないといけなくなるかな？」

「40代半ば以上の失業率を調べてみて。毎日登山に出かける中高年がものすごく多い」

「7カ月ぶりについに出勤。黙って耐えてくれた妻にとても感謝している」

「中小企業の管理職として入社した。年俸は2400万ウォン（約260万円）、朝8時から夜8時まで働いて平日に自分の時間はないけど、遊んでいるよりまし。週5日満足して通っている」

「韓国の国家存続理由は、国民の財産保護でなく、既得権者の財産保護じゃないかと思う」

「大統領は青瓦台（大統領府）でぜいたくに暮らしてるから、何も知らないだろうな。ファッションにしか関心がないし」

「国で数十億ウォンも税金を使ったと言うけど、どこにどうやって使ったの？」

「外国人労働者が多過ぎるから、韓国人の失業者が増えるんだ」

「韓国は口だけの先進国。まだ持てる者たちが満足しないから、さらに国民の犠牲が必要なんだ」（翻訳・編集/和氣）