2015年7月17日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は、韓国の文化財窃盗団が2012年に対馬海神神社から盗み、韓国に持ち込んでいた「銅造如来立像」を日本側に引き渡した。

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17日、消息筋は「日本の文化庁と日本大使館関係者が、銅造如来立像が保管されていた大田国立文化財研究所を訪問し受領した。日本当局は17日午後の便で、仏像を日本に輸送する予定だ」と明らかにした。引渡しのプロセスは非公開で進められた。

韓国最高検察庁は15日、韓国の文化財窃盗団が2012年に対馬から盗んできた仏像2体のうち銅造如来立像だけを日本に返還することを明らかにしていた。報道は、「銅造如来立像は、8世紀統一新羅時代に製作された作品で、正常な交流によってまたは壬辰倭乱（※文禄の役）当時の略奪によって、日本に流出したものと推定される」とした。

日本政府は、韓国人窃盗団が銅造如来立像を盗んだ当時、近所の観音寺から盗んだ観世音菩薩坐像についても返還を求めている。観世音菩薩坐像は14世の紀高麗時代に製作されたものと推定されており、日本で1973年に有形文化財に指定されている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。以下はその一部。

「なぜ返した？」

「自分のものを詐欺師に返還するだって？最高検察庁は大丈夫か？」

「日本は捏造と歪曲（わいきょく）で、真の韓国の歴史を返そうとしないのに。なぜ韓国は仏像を返さないといけないのだ」

「親日政権は近いうちに独島（日本名：竹島）も日本に返還するのではないか」

「日本の神社が正当に得た仏像だという証拠もないのに…」

「過去の盗難には公訴時効があるということか」

「これはないだろう。いくら日本の圧力に屈服したと言っても、韓国の国宝級の宝物を…。まったく嘆かわしい」

「略奪したのか売ったのか分からないなんて！もし売ったんなら、そのときの売買契約書を見せてもらうべきだ。それがないなら、韓国の国立博物館に保管しておくべきだ。これが通常の手続きではないか」（翻訳・編集/三田）