八牧浩行 2015年7月23日(木) 7時31分
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22日、経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)は記者会見し、東芝の不適切会計問題について「“企業DNA”はあっという間に悪いDNAに変貌してしまう。単なる組織論ではなく、いかに魂を入れるかが重要だ」と強調した。
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2015年7月22日、経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)は日本記者クラブで記者会見し、東芝の不適切会計問題について、「何年にもまたがり不正が続けられていたのは非常に残念」と指摘した上で、「“企業DNA”はあっという間に悪いDNAに変貌してしまう。単なる組織論ではなく、いかに魂を入れるかが重要だ」と強調。トップ後継者には自分と同じような人ではなく、自分にないものを持っている人を選ぶべきだとの考えを示した。発言要旨は次の通り。
【その他の写真】
(東芝の不適切会計が)何年にもまたがり続けられていたのは非常に残念である。全体の規律が乱れていたようだ。トップの意向を勘案して周りが、あのような結果になった。“企業DNA”はあっという間に悪いDNAに変貌してしまう。企業は社会に信頼されて、イノベーションを実現していくことが大切だ。ひたすら数値を求める状況になってしまった。他山の石としなければならない。
単なる組織論ではなくいかに魂を入れるかが重要だ。トップにどのような人を選ぶかという点もポイントとなる。後継者には自分と同じような人ではなく、自分にないものを持っている人を選ぶべきだと思う。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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