2015年7月23日、中国のインターネット上にこのほど、日本のサービス精神に感動した訪日中国人のブログが掲載された。

【その他の写真】

日本政府観光局（JNTO）によると、6月の訪日中国人観光客は前年比2．7倍の46万人となり、過去最高を更新した。日本を訪れる中国人が増えるにともない、ネット上には日本旅行の体験談も増えつつある。中国人観光客の体験談でよく取り上げられることのなかに、日本のサービスがある。今回、日本を訪れた女性は、どんなサービスが印象に残ったのだろうか。

今回の旅行では、名古屋、大阪、奈良、東京などをめぐった。日本の街の第一印象は秩序があり、清潔ということだった。ホテルの部屋は小さいが、快適だった。日本人の親切さや礼儀正しさにも触れた。6日間の旅行中、日本人の友好的な笑顔は至る所で見ることができた。一緒に行った友人と外食をした時、店の店長は帰りにわざわざ外まで送ってくれた。ホテルを離れるときは、早朝にもかかわらず、若い従業員たちが笑顔で私たちのバスを見送ってくれた。それも、バスが見えなくなるまで延々と手を振り続けていたのだ。

特に印象に残っているのは、せんべい屋のおばあさんだ。私は家族への土産にせんべいを買おうと思った。私が買うものを決めて伝えると、おばあさんは丁寧に紙袋に入れてくれた上、同じ紙袋を数枚入れてくれた。これはどうやら、袋が破れたときの予備のようだ。おばあさんは親切にも、せんべいの箱に書かれた賞味期限を私に見せて、「この日付までに食べるように」と教えてくれた。こうしたかゆい所に手が届くサービスに私はとても感動させられてしまった。（翻訳・編集/北田）