流失の文化財、マカオの大富豪が買い取り国へ寄贈―中国

Record China    2007年9月21日(金) 14時27分

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20日、国家文物局によると、マカオのカジノ王で知られるスタンレー・ホー氏が19世紀に清朝の離宮から流失していた馬の銅像を約10億2900万円で買い取り、中国へ寄贈することになった。写真はレプリカ。

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2007年9月20日、国家文物局によると、マカオのカジノ王で知られるスタンレー・ホー氏が、このほど香港サザビーズのオークションに出品される予定だった馬の銅像を6910万香港ドル(約10億2900万円)で買い取り、中国へ寄贈することになった。

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寄贈が決まった馬の銅像は、北京郊外にある清朝の離宮、円明園に飾られていた十二支の青銅像のひとつ。1856年のアロー戦争(アロー号事件)で英仏連合軍に破壊、略奪され、多くの文化財が海外に流出したが、今回の馬の銅像もそのひとつ。

国家文物局は、これら流失した文化財がオークションで転売されることを非難し、中国へ返還するよう求めていた。国の意向を受け、アジア有数の大富豪であるホー氏が出品者と事前協議し、上記価格での購入が決まった。(翻訳・編集/WF)

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