2015年7月30日、中国・新浪は米紙ニューヨーク・タイムズ（中国語版）の報道を引用し、韓国のキムチ業界の命運は中国が握っていると伝えた。

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今年6月に中韓は自由貿易協定（FTA）を締結し、中国はキムチの輸入に関して、規準を見直すと約束。これに韓国のキムチ業界は期待感を抱いている。

と言うのも、数年前に中国がキムチの基準を改めたことで、漬物であるキムチは中国の輸入衛生基準に条件が合わなくなった。そのため韓国産キムチの中国輸出が激減。一方で、中国産キムチは低価格を売りに韓国で高い需要を誇っている。それを表すかのように、韓国のキムチ販売業者は、「中国からの輸入品がないと利益を出せない」と語っている。

中国側の基準見直しに期待する声があるが、仮に基準が緩和されたとしても韓国キムチ業界が損失を取り戻すことは難しいだろう。中国の低価格なキムチはすでに韓国市場を占領しており、現地の生産者は生存をかけ苦境に立たされているのだ。（翻訳・編集/内山）