2015年8月2日、韓国・ニューシスは、激しく上下する証券市場だけでなく、生産と消費、輸出全体の鈍化が顕著になり、中国経済が尋常ではないと報じた。

【その他の写真】

中国は今年上半期に7％成長をなんとか保ったが、後半に入って7％台を維持するのは困難との見方が大半を占めている。一部では地方政府の債務や不動産市場の暴落などさまざまなリスクが重なり、成長率が4〜5％台に急落する中国経済の「ハードランディング」の可能性までささやかれている。そのような極端なシナリオでなくても、中国経済が以前と同じでないことは明らかだ。

中国経済信息網によると、中国人民大学の劉元春（リウ・ユエンチュン）教授は「6月末と7月初めに株式市場が崩壊寸前まで暴落したが、株式市場のバブルが消えることによって金融付加価値の浮き沈みが激しくなる可能性が高い」とし、「第3〜4四半期に中国のマクロ経済指標は当初の目標値を外れるだろう」と予想した。さらに、「生産領域の低迷が続いており、需要不足のために、今後このような傾向は深刻になるだろう。第3〜4四半期のマクロ経済を楽観視することは困難で、むしろ深刻なリスクが拡大する可能性が存在する」と付け加えた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国の10倍以上の経済規模を持つ中国が7％の成長を達成できない現状で、米粒ほどの韓国経済は3％成長も達成できずにいるのに、中国のハードランディングなんて言っている余裕があるのか？」

「中国は資源が多く、13億の巨大国内市場だけでも自給自足が可能な大国だ。外国に取り入って生きている韓国が中国のことを心配するとは」

「中国に投資するより、北朝鮮に投資する方がましなようだ」

「中国経済は砂上の楼閣だ。いつかは崩れる」

「韓国は中国への依存度を下げないと危ないな」

「もともと中国の経済成長率はでたらめだ。すべてコンクリートを積み上げてでっち上げた数値だ。それに中国の空き家率は尋常じゃない。中国の不動産は韓国よりバブルだ」

「今の中国の独裁政権が崩壊したら、すぐに現代版三国志の時代になる」

「結局中国は成長し続けるしかない」

「韓国も貧富の格差がひどいが、中国はもっとひどいと思う。それに海外の量的緩和で外国の投機資本も多く入ってきている。米国の金利引き上げが引き金になって、外国の投機資本が出て行く。韓国も中国もその時が正念場だ」

「韓国もそうだが、中国も金持ちが海外にお金を持ち出している。国内市場が疲弊するはずだ」（翻訳・編集/三田）