2015年8月3日、環球時報はベトナムメディアの報道を引用し、ベトナム漁船が南シナ海の西沙諸島付近で、中国海警局の船から攻撃を受けたと伝えた。

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攻撃を受けたのはクアンガイ省の漁船で、先月31日に同海域で漁をしていた際に中国側に追撃され、航海用の機器や漁具は破壊、獲った魚なども没収された。ベトナム漁業協会は同日夜に声明を出し、中国に「誤った行為」への停止を要求した。このほか、別のベトナム漁船も中国の船舶に攻撃され、2トン近い海産物が略奪されたとの情報が報じられている。

これに対し、中国の専門家は「中国は西沙諸島において完全な執行権を持っており、中国の行為は正当なものだ」と指摘。ベトナム漁船が同海域に不法侵入したのは今回が初めてではないと説明し、「これまでの事例でベトナムの軍人が漁船内に紛れ込んでいたケースが多かった。ベトナムメディアの報道が真実ならば、中国海警局が武器を持つことは法執行上の必要に迫られたもの」と述べた。（翻訳・編集/野谷）