中国の航空会社の遅延・欠航率、4年連続上昇、過去最悪に―香港紙

Record China    2015年8月13日(木) 20時50分

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10日、中国の航空会社の遅延・欠航率が昨年、4年連続で上昇し、数字が公表された2006年以降で最も悪かった。写真は今年5月の深セン宝安国際空港。一部乗客が遅延に怒り出し、空港施設を破壊した。

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2015年8月11日、中国・環球網によると、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは10日、中国の航空会社の遅延・欠航率が昨年、4年連続で上昇し、数字が公表された2006年以降で最も悪かったと報じた。

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駐機場で数時間も閉じ込められることは悪夢に等しいが、中国人の乗客にはこれが現実なのだ。中国本土で昨年、定時に離陸できなかった航空便は93万7000便で、全体の3分の1を占める。

遅延や欠航は、中国便をよく利用する乗客にとって大きな悩みだ。運航情報や路線などを調べられるサイトを運営する米フライトスタッツのまとめによると、航空機の定時運航率で、中国の空港と航空会社は世界最悪だ。香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は、香港−上海便の遅延が今年5〜6月だけで230便に達したことを受け、同区間の減便を検討している。

遅延や欠航の原因は、天候や航空会社の事情に加え、中国では軍当局が空域の大部分を支配していることも関係している。

厦門(アモイ)空港で8時間待たされた経験を持つパイロットは、中国便の乗客にこうアドバイスしている。「神に祈るか、乗らないかのどちらかさ」。(翻訳・編集/柳川)

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