Record China 2015年8月13日(木) 18時42分
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8月、中国からの移民がシンガポールに伝えたという同国の国民食「海南チキンライス」がなんと、日本のコンビニで手軽に味わえるようになった。その上品でさっぱりしたうま味は日本人の口にもよく合い、近年ではシンガポールからの出店も相次いでいる。写真は商品現物。
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2015年8月、かつて中国からの移民がシンガポールに伝えたという同国の国民食「海南チキンライス」がなんと、日本のコンビニで手軽に味わえるようになった。その上品でさっぱりしたうま味は日本人の口にもよく合い、近年では本場・シンガポールからの出店も相次いでいる。このほど、セブンイレブンではこれをおにぎりにして限定販売した。
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海南チキンライス。シンガポール本国では「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」と呼ばれる通り、そのルーツは中国にある。「海南」というのは中国最南端に位置する海南島のことで、ここからシンガポールに移り住んだ人たちが19世紀初期に完成させた料理と言われている。シンガポールだけでなくマレー半島一帯に類似の料理が普及し、タイでは「カオマンガイ」といわれる料理がこれに当たる。
調理は至ってシンプル。ふっくらと炊いたゆで鶏と、その煮汁で炊いたご飯のコンビネーションだ。詳しく説明すると、米は鶏油で炒めた後、風味づけにニンニクやショウガ、パンダンリーフなどを加えてチキンスープで炊く。炊いたご飯にゆで鶏のぶつ切りを乗せ、チキンスープも添えられる。鶏のしっかりとしたうまみが十分においしいのでそのまま食べてもよいが、たいていは3種類ほどのソースと香菜(パクチー)が皿に乗ってくる。
これをひとつのおにぎりにまとめたアイディア商品が、セブンイレブンで東京地区限定、8月中旬まで発売中の「鶏の旨みたっぷり!海南鶏飯(ハイナンジーファン)」だ。
実際に食べると、味わいはかなりの再現度。これがおにぎり1個のお値段で味わえるとは、相当にお得感がある。チキンライスを握ったおにぎりはしっかりとうま味がしみており、パラパラとした食感が本場の感覚に近い。ショウガ風味も効いており、ライスの外側にはボリューミーなゆで鶏も。しっとりジューシーで食べごたえがあるが、昨今のマヨネーズなどを多用したおにぎりに比べ、上品な仕上がりで新鮮だ。
食べ進むと中心部には醤油ベースのこってり甘辛いソースが挟まっている。これは本場の海南チキンライスにつけあわせでついてくるたまり醤油をアレンジしたもので、また味の趣向が変わって楽しい。期間限定のためまもなく販売終了になるが、ハイナンチキンライス未経験の人のぜひ気軽にトライしてみては。(翻訳・編集/愛玉)
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