「日本に持ち出された即身仏を中国に返して!」=中国の村民が横浜・總持寺を相手に返還運動、来月には手紙持参で訪日を計画―中国メディア

Record China    2015年8月13日(木) 11時50分

拡大

12日、中国新聞網によると、中国福建省のある村で、日本に渡った即身仏の返還を求める運動が起こっている。写真は福建省。

(1 / 2 枚)

2015年8月12日、中国新聞網によると、中国福建省●(●=さんずいに章)州市のある村で、日本に渡った即身仏の返還を求める運動が起こっている。

その他の写真

即身仏が渡ったとされるのは神奈川県横浜市の曹洞宗大本山總持寺で、村民らは返還を訴える手紙や資料を寺に郵送する予定。また、9月には手紙を携えて日本を訪問する計画も立てている。

村民の1人によると、村ではかつて「活仏宮」と呼ばれた廟で即身仏を祭っていたが、1911年に歯科医の山崎彪氏が持ち出して日本に運んだという。1960年代に発生した洪水で活仏宮は破壊され、村の高齢化が進むにつれて即身仏の話は口伝えに伝わる程度になったが、1997年に地元の元教師が日本の即身仏が同市から渡ったものであることを発見。その後、元教師が研究者とやり取りした資料の中に、「同市で開業していた山崎氏が辛亥革命のさなかに文物が破壊されることを恐れ、即身仏を持ち出して日本に運んだ」と記載された無際大師の由来にまつわる日本語の資料も含まれていた。日本の研究者も仏教に関するある書籍の中で、即身仏は同市の活仏宮から日本に運ばれた後、博物館や大学などを経て總持寺に移管されたと記しており、中国側では2008年に「活仏宮」と刻まれた香炉が現地で見つかった。これを受け、地元の専門家からは「總持寺の即身仏が活仏宮から渡った可能性が高まった」と指摘している。(翻訳・編集/野谷

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携