2015年8月26日、韓国・聯合ニュースによると、米カリフォルニア州フラトン市で推進されていた慰安婦像の設置が見送られることになったのは、日本側のしつこい妨害工作のためだとの意見が少なくないという。

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慰安婦像の設置運動を推進してきた韓国系米国人団体「カリフォルニア州韓国系米国人フォーラム」のキム・ヒョンジョン事務局長は25日（現地時間）、韓国メディアとのインタビューで、「フラトン市当局と博物館理事会は1年間も慰安婦像の設置を延期した上、像の設置に200万ドルの賠償責任保険まで要求してきた。そのため像の設置を諦めるしかなかった」と明らかにした。

これに先立ちフラトン市は昨年8月、フラトン博物館センターへの慰安婦像設置を支持するとの決議案を承認し、その権限を博物館理事会に委譲していた。

しかし、慰安婦像の設置が見送られることになったのは、日本側の執拗な妨害工作のためだとの意見も少なくないという。キム事務局長は「在ロサンゼルス日本国領事館の総領事はフラトン市長と会い、設置反対の意思を伝えた。また、日本の右翼団体もフラトン市の議員や博物館理事会を相手にロビー活動をしてきた」と明らかにした。韓国系米国人らの間では「日本国総領事館が慰安婦像の設置に反対し、フラトン市との交流事業などに関してとんでもない案を提示したのではないか」と疑う声も出ているという。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「日本人は絶対に過去の過ちを認めようとしない」

「慰安婦像は必ず、広場や博物館に設置しなければならないの？。広い庭園のある家の人に頼んで、慰安婦像を置かせてもらうのはどう？。日本の国力をうらやみながら過ごすのは嫌だ」

「力の弱い韓国がかわいそう…」

「日本は総領事まで協力してロビー活動をしているのに韓国政府は何している？。慰安婦像が設置されないことに対して遺憾を表明したことはある？。韓国は外交のやり方を知っているのか？。次は中国と連携して慰安婦像設置を推進しなければならない。米国に頼らずに、中国と協力し合うべきだ」

「妨害する人もひどいけど、妨害されたからと設置を中止する人も同じくらいひどい。日本も米国も信じられない」

「日本政府はすごい。韓国政府も少しは見習ってくれたら…」

「日本のせいにするな。韓国もロビー活動をして、実力行使に出よう。国力を高めれば日本に勝てる」

「無理して慰安婦像を設置する必要はない。日本の過去の蛮行はすでに世界中に知れ渡っている」（翻訳・編集/堂本）