東証株価が一時450円高、4日ぶり1万9000円台回復=上海・NYも急騰、市場筋「世界株安連鎖は食い止められた」―原油反発・円安も好材料に

八牧浩行    2015年8月28日(金) 10時27分

拡大

28日、東証株価は続急伸。一時1万9030円を付け、1万9000円台を回復した。取引時間中の1万9000円台は4営業日ぶり。前日の上海株式相場の反発やニューヨーク相場の大幅続騰を受けて投資家心理が一段と上向いた。写真は東京証券取引所。

(1 / 2 枚)

2015年8月28日、東京株式市場で日経平均株価は続急伸。前日比334円高の1万8908円で始まった後、一時457円高の1万9031円を付け、1万9000円台を回復した。取引時間中の1万9000円台は4営業日ぶり。前日の上海株式相場の反発やニューヨーク相場の大幅続騰を受けて投資家心理が一段と上向き、東京市場でも引き続き幅広い銘柄が買われている。為替市場で円安・ドル高の流れとなっていることや原油価格の反発も好感された。

その他の写真

27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸、前日比369ドル(2.3%)高の1万6654ドルで引けた。世界の株式相場の急反発や米景気指標の底堅さを受けた買いが押し上げた。同日の上海株式市場では上海総合指数が6日ぶりに反発し、心理的節目の3000台を回復した。終値は前日比5%高の3083だった。

世界の金融証券市場が落ち着きを取り戻した格好。市場関係者の多くは「世界同時株安の連鎖はひとまず食い止められた」と見ている。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携