2015年8月28日、韓国・JTBCによると、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が中国で9月3日に行われる抗日戦勝記念の軍事パレードへの出席を決めたことについて、米国は「尊重する」との立場を明らかにした。しかし、韓国内では「米国は心中穏やかでない」との見方が出ている。

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米国務省は27日、韓国メディアの論評要請に対し、「行事への出席は各国の主権的な決定事項だ。われわれは韓国の決定を尊重する」との立場を明らかにした。しかし、米国有数のシンクタンクは、朴大統領の軍事パレードへの参加に否定的な立場を示した。また、ある日本メディアは「米政府は外交ルートを通じて、朴大統領のパレードへの不参加を韓国政府に求めた」などと報じた。

これらを受け、韓国内では「朴大統領の軍事パレードへの参加は、10月16日に予定されている米韓首脳会談に大きな影響を及ぼすだろう」と懸念する声が相次いでいる。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「韓国政府は米国政府と協議した上で、軍事パレードへの参加を決めたはず。米国にとっては喜ばしいことではないが、韓国の立場を尊重してくれたのだろう」

「正直、米国との同盟を維持することも重要だが、中国と外交的に仲良くすることも、韓国の未来のためになると思う」

「米国との関係は大切だが、駆け引きも必要。朴大統領はうまくやっている」

「北朝鮮に対する中国の無言の圧力を期待しているのだろう。米国もそれを理解している」

「米国の大統領が韓国に友好的なオバマ大統領で本当に良かった！ドナルド・トランプ氏だったら大変なことになっていた…。彼は安倍首相や金正恩（キム・ジョンウン）と同じ部類の人間だから常識が通じない」

「日本メディアの報道かと思った。韓国と米国の仲を引き裂こうとするな」

「朴大統領を支持しているが、今回の選択は失敗だったと思う。米国は血盟国だが、中国は南北統一を阻止する敵だ！」（翻訳・編集/堂本）