Record China 2015年9月2日(水) 8時44分
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27日、鳳凰網はパリの街の汚さに耐えかねた現地の日本人が掃除を始めたと伝えた。写真はパリ。
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2015年8月27日、鳳凰網はパリの街の汚さに耐えかねた現地の日本人が掃除を始めたと伝えた。
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記事はまず、「パリ症候群」という言葉を挙げた。パリ症候群とはカルチャーショックの一種。映画や書籍で非常に優美に描かれているパリで外国人が実際に暮らしてみると、現地の習慣や環境などにうまく適応できずにうつ病にかかったりする現象を指す精神医学用語だ。記事は、日本人がこのパリ症候群にかかることが多いとして、そうした理想が裏切られた日本人たちが起こした運動として、「green bird」の活動を紹介した。
8月末、パリ15区で緑色のベストを着て、黄色の手袋をつけた日本人がパリの街でごみ袋やほうきを持って掃除を始めた。彼らは「green bird」という非営利組織で、2003年に「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに東京で結成された。主な活動は都市の衛生を保つことだ。もともと日本国内だけで活動していたが、パリの街にごみがあふれているのを見て、2007年から現地の日本人を中心にパリでの活動を開始した。通常は主に観光地で活動しているが、現地の日本人からの要望でパリ15区の公園を掃除することになった。
記事によると、自分たちの市が外国人によって守られている現状に“赤面”したパリ政府も重い腰をあげ、今夏には市民に1万5000個の携帯灰皿を無料で配布した。また、10月1日から公共の場所で吸い殻やごみをポイ捨てした者には35〜68ユーロ(約4700〜9200円)の罰金が科されることになったという。
この報道を受け、中国のネットユーザーからは「日本の政治家は嫌いだけど、日本人の素養はすごいと思う」「私はパリにいるけど、日本人が現地の人に非常に歓迎されていると実感する。この点は確かに、中国人は日本人に及ばない」「敵を尊重することこそが自己への尊重」「日本人に学ばないと!」「私の周りの日本に行ったことがある人たちは、帰ってくるとみんな日本人の素養と清潔さを褒める」「中国にも掃除しに来てよ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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