2015年9月1日、中国では長年続いた一人っ子政策の影響で、人口の男女比がバランスを崩した結果、結婚できない若年男性が急増しているとされている。ある推測では、結婚適齢期にある独身男性の数が5年以内に豪州の人口に匹敵するほどになるといわれている。中国のニュースメディア・澎湃新聞（The Paper）が伝えた。

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1組の夫婦にたった1人の子供しか持つことを許されない一人っ子政策は30年以上続いた。伝統的な観念、将来の家計や介護問題を考慮することから男児を欲しがる夫婦が「間引き」することにより、中国では男性の数が女性の数を大幅に上回るという不自然な現象が発生した。結果、現代では男性が結婚相手を見つけることに苦慮していると問題視されている。福建省統計局人口調査センターの姚美雄（ヤオ・メイシオン）副主任は、「中国の独身男性数は2020年にオーストラリアの総人口に比肩する勢いだ。そしてその大多数が生涯未婚となる可能性がある」としている。

このニュースに対し、実に約3万人の読者がコメントを寄せた。「単に男性の数が余っているから結婚できないなんて、問題はそんなに単純ではない」とする意見が大半だ。

「男が結婚できないのは人口比のせいだけではない。収入格差の問題が大きい。ワーキングプアはいつまでたっても結婚できない」

「世間では羽振りのいい男が3人4人と愛人を囲うそうじゃないか。1人の男が複数の女性を独り占めにするからこういうことになる！」

「今も昔も、デキル男は女がいなくて困るなんてことはないの。鉄は自ら打たないと！（＝自分磨きをしろということ）」

「国はこれに対してどんな政策を打ち出しているの？」「ベトナム人の嫁を探せって」

「なんなら、一妻多夫制を導入しましょうよ」

「同性婚を合法化するしかないだろう！」

「独身男性は将来的に中国最強の武器になる可能性がありますよ。彼らには守るべきものも失うものもないですからね。特攻隊のようなものですよ」（翻訳・編集/愛玉）