2015年9月4日、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が、「歴史は永久に残る物であるから、これを認めようとしないのは手のひらで空を隠すのと変わらず、自身の能力を過大評価することだ」と発言した。中国共産党機関紙・人民日報にインタビューとして掲載された物で、韓国・アジア経済などが伝えた。

【その他の写真】

朴大統領はまた、「現在の北東アジアで起こっているさまざまな摩擦や対立に、平和と協力の秩序をもたらすには、域内国家が正しい歴史認識を土台として新たな未来を築くため共に努力することが必要だ」と強調、「これを前提とすれば、過去の歴史が残した傷が癒やされ、克服できる」とした。

朴大統領が「正しい歴史認識」に言及したのは、名指しをしないまでも日本に対して歴史問題に関する態度変化を求めたものとみられるが、韓国のネットユーザーの多くは、むしろ大統領自身が「歴史を認めるべき」との声を寄せている。

「自己批判か？」

「それをまさにあなたに言いたかったよ」

「親日と独裁も認めて、もう一度歴史を勉強して」

「あなたがそんなこと言ったら、日本はあきれるだろうね」

「さすが幽体離脱教の教祖」

「親日派の子孫が大統領になったことも歴史だよ」

「親日派政権がそんなことを言うとはね」

「言ってることは正しいけど、笑える」

「日本人留学生もこのコメントを見てるだろうから、大統領の悪口もほどほどにしようよ」

「親日派のやつらは、日本の植民地時代に民族を裏切った歴史を認めないくせに、日本に歴史を認めろと言えるのか？手のひらで空を隠しているのは、大統領と親日派だ」

「大統領は正しいことを言っても言わなくても、ただただ悪口を言われるね」（翻訳・編集/和氣）