航空自衛隊のスクランブルが年々増加、中国機が大半占める―米メディア

Record China    2015年9月9日(水) 17時35分

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8日、航空自衛隊の主要スクランブル対象が中国機となっている。増加の主因は両国間で生じている尖閣諸島の領有問題にあると米メディアは指摘している。資料写真。

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2015年9月8日、中国紙・参考消息(電子版)によると、米軍事サイト・ストラテジーページは5日、15年4〜6月の3カ月において日本の航空自衛隊機の領空侵犯してきた不明機に対するスクランブル(緊急発進)は173回で、中国機に対するスクランブルが66%を占めると報じた。スクランブルの主要な対象は、以前はロシア機だったが、現在は中国機になっている。

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11年度におけるスクランブル件数は425回で、ロシア機に対する出動が247回と最多だったが、翌12年度には567回のうち300回余りが中国機となり、その後も中国機への出動が最も多くなっている。ロシア機への出動が減少していることについて、ストラテジーページは「資金面の理由から老朽化するロシア軍機の代替が進んでいないため」としている。

ロシア機の脅威が低くなる一方、中国機の領空侵犯は増加している。日本では中国機の領空侵犯は主に情報収集のためだとみられているが、ストラテジーページは「増加の主要な原因は日本と中国の間で尖閣諸島の領有問題が生じていることにある」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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