素人エコノミストが提案する不動産バブル退治、実行すれば日本の失敗繰り返すことに―中国

Record China    2015年9月14日(月) 9時8分

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7日、中国のコラムサイト「百度百家」に、コラムニスト・柏銘007氏の記事「日本を鏡に、不動産バブルを崩壊させれば中国経済は“失われた世紀”に突入する」が掲載された。バブル退治を提言する素人論者に反論している。

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2015年9月7日、中国のコラムサイト「百度百家」に、コラムニスト・柏銘007氏の記事「日本を鏡に、不動産バブルを崩壊させれば中国経済は“失われた世紀”に突入する」が掲載された。

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日本を泥沼の「失われた20年」に陥れたのは、日本当局による不動産バブル対策だった。当時の不動産価格・収入比は8、つまり8年分の年収でマイホームが買えるという状況だった。異常とは言えない水準だったが、これを5にまで引き下げようと金融引き締めなどの対策を打ち出したことでバブルが崩壊した。

中国は日本の失敗を繰り返してはならない。中国のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は当時の日本よりもずっと良好で、金利も4.85%と高く金融緩和の余地もある。経済低迷はコントロール可能な状況だ。

だがインターネットでは一部の素人論者が積極的に不動産バブル退治を進めるべきと提言している。だがその行きつく先は不動産がお安くなってめでたしめでたしという社会ではない。中国の金融システムは崩壊し、資産価格が暴落。日本と同じ「失われた世紀」が始まることになる。(翻訳・編集/増田聡太郎

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