2015年9月8日、新華網は北方領土をめぐる日本とロシアの対立が激化していると伝えた。

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ロシアのソコロフ運輸相が7日、北方領土・国後島を訪問した。日本の外務省は同日、在日ロシア大使館に抗議したが、ロシアは強く反発した。同大使館は日本に対する抗議声明を発表、「われわれは日本の抗議に反論する。わが国の運輸相は公務の必要性から自国の領土上で自由に活動することが可能だ。外国のいかなる許可も必要としない」と主張した。

また、ロシア運輸省新聞局も同日声明を発表。「ソコロフ運輸相は北方領土視察を通し、択捉島や国後島の交通インフラ整備状況を確認した」と伝えた。ロシアは16〜25年の社会経済発展計画に基づき、北方領土を開発するとしている。

さらに、ロシアのモルグロフ外務次官がこのほど、日本との北方領土問題に関する対話は行わないと表明。日本側は「発言は非建設的。事実に反するもので受け入れられない」と批判した。（翻訳・編集/大宮）