中国の銀行のむちゃぶり=誤って燃やした紙幣の交換に「経緯を戸籍地の役所が証明する必要がある」と要求―福建省

Record China    2015年9月11日(金) 9時53分

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8日、人民日報(電子版)は、中国・福建省晋江市で働く男性が破損した紙幣を交換するために銀行を訪れた際、無理難題を突き付けられたと伝えた。写真は中国の100元紙幣。

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2015年9月8日、人民日報(電子版)は、中国・福建省晋江市で働く男性が破損した紙幣を交換するために銀行を訪れた際、無理難題を突き付けられたと伝えた。

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先日、男性はライターを使用した際に不注意で100元紙幣3枚を破損させてしまった。うち2枚は軽度だったため銀行ですぐに交換できたが、残りの1枚は「100」の部分が欠けており、2カ所の銀行から理由の説明もなく交換を拒否された。3カ所目の銀行に訪れた際、銀行職員は、「交換するには、紙幣を燃やしてしまった経緯を戸籍地の役所に証明してもらう必要がある」と難題を突き付けた。男性は同省の長楽市の出身で、2市を往復する交通費だけでも100元を超えてしまう。それに、役所がそんな証明をするだろうかと困惑し、銀行を後にした。

その後、男性の同僚が事情を知り役所に問い合わせたところ、「そんなおかしな証明、誰に要求された?」と笑われという。別の銀行に確認すると、「故意に紙幣を破損させた場合罪に問われるため、以前は交換する際に証明が必要だったが、数年前に廃止された。紙幣が破損しても軽度であれば全額交換でき、紙幣が4分の3以上破損しても半分残っていれば半額の紙幣と交換できる」との説明を受けた。その後男性の破損がひどかった100元紙幣は無事半額の紙幣と交換できた。(翻訳・編集/内山

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