Record China 2015年9月11日(金) 12時19分
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9日、中国の旅客機パイロットが飛行機の下方を飛行する米軍偵察機の画像をネットにアップし、「日米が頻繁に偵察機を飛ばすために中国軍のスクランブルが増加し、中国南東部空域の飛行に制限がかかる原因となっている」と書き込んだ。写真は飛行中の中国の旅客機。
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2015年9月9日、中国の旅客機パイロットが飛行機の下方を飛行する米軍偵察機の画像を中国版ツイッター・微博にアップし、「日米が頻繁に偵察機を飛ばすために中国軍のスクランブルが増加し、中国南東部空域の飛行に制限がかかる原因となっている」と書き込んだ。香港・東方日報の報道を参考消息が伝えた。
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投稿は民間機のパイロットと称する人物が、「同僚の撮影したもの」として掲載した。「日米の軍用機が“日中中間線”の西側で偵察を行っており、民間機が多く飛ぶ標準高度の上下150メートルの間を飛んでいる。中国軍のスクランブルが増加した結果、民間機の運航に支障をきたしている」と書き込んでいる。
中国海軍軍事学術研究所の張軍社(ジャン・ジュンショー)研究員は以下のように語る。
「米国と日本の偵察機、戦闘機は頻繁に“日中中間線”を超えて中国沿海を偵察し、海洋上の石油リグの操業を妨げ、海空の安全にとっての脅威となっている。日中の軍事的対抗が増加し、戦闘機が空中で対峙する場面も多くなっている。そもそも“日中中間線”も日本が一方的に定めたもので、中国と日本の海岸からの中間線を境界としているものだが、中国はこれを認めておらず、東シナ海の大陸棚外縁にある沖縄トラフを境界だと主張している」
また、張氏は、軍用機は民間機との接近を防ぐために民間機の空域を避けるが、混雑によって戦闘機が民間機の航路に接近せざるを得ない場合は飛行制限が行われると述べ、日米の偵察機の行動が中国の民間機の発着の遅延をもたらしていると主張している。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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