韓国最高裁、不倫男性からの離婚訴訟を退ける、50年認められず―韓国紙

Record China    2015年9月18日(金) 18時19分

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17日、韓国最高裁はこのほど、妻以外の女性と不倫した男性による離婚請求を退ける判決を出した。資料写真。

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2015年9月17日、環球時報(電子版)によると、韓国最高裁はこのほど、妻以外の女性と不倫した男性による離婚請求を退ける判決を出した。韓国では「婚姻関係で『過失』を犯した者」からの離婚請求が、1965年以降50年にわたって認められていない。

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韓国・中央日報によると、訴えを起こした男性は妻と76年に結婚。子どもが3人いる。96年、男性は別の女性と交際を始め、子どもが生まれた。00年には男性が家を出て婚姻関係は事実上破たんした。11年、男性は腎臓病を患い、妻との間の子どもに対し、移植のために腎臓を提供するよう求めたが拒否されたため、離婚を求める訴えを起こした。しかし、最高裁は15日、「婚姻破たんの原因は男性にある」として訴えを退けた。

今回の判決は韓国に「責任主義」か「破たん主義」かの議論を巻き起こした。韓国女性弁護士会は「今回の判決は国民感情に配慮したものだ。しかし、韓国は関連制度の整備を急ぐ必要がある。過失を犯した側に養育の義務を負わせたり、精神的な損失の賠償額を引き上げるべきだ」としている。(翻訳・編集/大宮)

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