2015年9月19日、中国版アカデミー賞「金鶏奨」の授賞式が吉林省で行われ、仏監督ジャン・ジャック・アノーの中仏合作映画「狼図騰」（Wolf Totem）が最優秀作品賞を受賞。同女優賞は思いがけない大波乱となった。網易が伝えた。

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今年で30回目を迎えた金鶏奨では、ドラマ「蘭陵王」のウィリアム・フォン（馮紹峰）主演の中仏合作映画「狼図騰」が最優秀作品賞に選ばれた。また、香港のツイ・ハーク（徐克）監督が、映画「智取威虎山」で最優秀監督賞を受賞した。

最優秀主演男優賞はアンディ・ラウ（劉徳華）やチェン・ジェンビン（陳建斌）といった強敵を抑え、「智取威虎山」のチャン・ハンユー（張涵予）が受賞している。最優秀主演女優賞については、ヴィッキー・チャオ（趙薇）とタン・ウェイ（湯唯）の受賞が有力視されていたが、1930年代の内モンゴル一帯が舞台の低予算映画「諾日吉瑪」から、モンゴル族の女優・巴徳瑪（Badema）が選ばれた。

最優秀助演男優賞にはチャン・イー（張譯）、最優秀助演女優賞にはドン・ジャージャー（●家佳、●は「登」におおざと）がそれぞれ選ばれた。今年のカンヌ国際映画祭でも話題になり、中国アニメとしては史上最高のヒット作となった「西遊記之大聖帰来」が、最優秀美術映画賞を受賞している。（翻訳・編集/Mathilda）