2015年9月21日、韓国・中央日報は日本の安全保障法案可決で日米中を相手にした韓国外交が複雑になったと伝えた。

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韓国政府は日本の安全保障法案可決を直接批判していない。韓国外交部の魯光鎰（ノ・グァンイル）報道官は19日にコメントを出し、「朝鮮半島安保と韓国の国益に関連する事案では、私たちの要求や同意がない限り、日本の自衛権の行使を容認することはできない」とし、「平和憲法の精神を堅持し、地域の平和と安定に寄与する方向で透過的に推進しなければならない」と述べた。懸念の意味が入っているものの、歓迎した米国とも、批判した中国ともトーンが違う。

韓国としては日米韓の対北朝鮮安保協力を考えると、日本の再武装を非難することはできない。しかし、日本の「軍事的野心」を歓迎することもできないのは中国と同じ心情だ。このような悩みは安全保障法通過前後の尹炳世（ユン・ビョンセ）外相の行動にも表れている。安全保障法案可決が事実上確定した17日、米韓親善の夜のイベントで尹長官は「無敵」という表現まで使い米韓同盟の強固さを強調した。マーク・リッパート駐韓米大使は「尹外相の言葉通り」とする表現を3回も使い、「現在の米韓関係は歴代最も良い」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国は何百年たっても日中の国力には達しないのが現実だな」

「韓国の役割が重要って何？振り回されてばかりいるのに」

「ばかなことを考えている。どうせ日本はまた韓国を踏みつけて、中国に進出して戦争する」

「日中韓、南北対立の中で韓国が最も危険な立場かも」

「韓国はサンドバッグみたいに、ボコボコにされるんだろうな」

「中国は韓国なんて眼中にもないのに、なぜ韓国の役割が重要なんだ？」

「今の朝鮮半島をめぐる国際情勢は旧大韓帝国末期と同じだ」

「韓国は日中関係を心配できる状態か？」

「国の場所を引っ越すか？大国に挟まれて身動きがとれない」（翻訳・編集/三田）