2015年9月27日、中国新聞網によると、米国を訪れている中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は国連創設70年を記念した「和平尊」を国連に贈呈した。贈呈式には潘基文（パン・ギムン）事務総長が出席し、習主席と握手を交わした。

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「和平尊」は中国の古代青銅器のなかの「尊」をベースに、中国の国連に対する「重視と支持」を表現したという。習主席は贈呈式のあいさつで「和平尊によって中国と中国人民の平和、発展、協力を希求する精神を伝えた。これは国連憲章の精神でもある」と述べ、「国連が新たな10年間に踏み出すこの時、世界各国とともに国連の理想実現に向けて引き続き努力したい」と語った。

これに対し、潘事務総長は「和平尊は中国と国連の共通の価値観と密接な協力関係を示すものだ」と語り、世界の平和と発展事業における中国の貢献に謝意を表明。その上で、新たな情勢の下で中国とともにミレニアム開発目標の実現、貧困削減、気候変動対策に向けて協力を強化したいと述べた。（翻訳・編集/野谷）