2015年9月28日、新華網によると、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は28日夕方、米国への国賓訪問と国連創設70周年サミット出席などの全日程を終え、帰国の途に就いた。

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習主席は22日、最初の訪問地シアトルで、中国と米国の省長・州知事によるフォーラムに出席し、両国の地方協力の強化について講演した。同日夜には、地元のワシントン州政府と米国の友好団体による歓迎会に出席した。

翌23日には、米中の企業家座談会に出席。その後、ボーイングの工場とマイクロソフトの本社を視察し、タコマ市のリンカーン高校にも足を運んだ。夜には米国華僑界によるレセプションに出席した。

24日午後にワシントン入りした習主席は、夜にブレア国賓館でオバマ米大統領と会合を行った。

オバマ大統領は25日、ホワイトハウスで習主席の国賓訪問を歓迎する式典を開いた。習主席はオバマ大統領との会談で、米中関係の今後の発展について重要な提案を行い、米中関係は終始、正しい軌道に沿って発展していくことが必要と強調した。また、両者は引き続き米中の新型大国関係の構築に尽力していくことで合意した。習主席は同日午後、米国連邦議会上院下院両院の指導者と会談。夜にはオバマ大統領が開いた盛大な歓迎夕食会に出席した。

米国への国賓訪問を終えた習主席は25日夜、ワシントンを離れニューヨークへ向かった。習主席は26日午前、国連発展サミットに出席し、「共同の永続的発展を模索し、協力・ウィンウィンのパートナーになる」と題した重要講演を行った。午後には「南南協力円卓会議」を主催し、途上国の首脳や国際組織のリーダーらと南南協力の経験を総括し、協力・発展の計画について協議した。

ニューヨーク滞在2日目の27日、世界女性サミットに出席し、その会議を主催した習主席は「女性の全面的発展を促進し、素晴らしい世界を共同建設・共同共有する」と題した重要演説を発表。グローバルな女性の事業活動の促進、国際協力の強化について中国の主張を詳しく述べた。

習主席は28日、国連総会で一般討論演説を行い、午後には国連平和維持サミットに出席した。ニューヨーク滞在中、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長と会談し、中国政府を代表して国連に「平和尊」を贈呈。ルーマニア、バングラデシュ、ナイジェリア、シエラレオネ、イラン、デンマーク、ギリシャの指導者とも会談した。

習主席が米国を国賓として訪問するのは今回が初めてであり、国連本部を訪問するのも初めて。（翻訳・編集/柳川）