野生パンダ、“陝西省”で、無事救出される

Record China    2006年7月4日(火) 8時43分

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救出された野生パンダ。

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2006年7月1日、陝西省黒河森林公園(せんせいしょう ヘイハーしんりんこうえん)管理所の従業員は、10数名の観光客の協力を得て、負傷している野生パンダを、竜骨峡の黒河河道から無事救出した。当日の午前中、10数人の観光客が黒河森林公園の竜骨峡の観光名所を遊覧しているとき、竜骨峡の黒河河道で傷を負ったパンダを偶然に発見、彼らはすぐに当公園の管理所に連絡を取った。公園管理所は、直ちに従業員を派遣して、10数名の観光客の協力のもとに、その負傷しているパンダを公園の管理所まで運んだ。陝西省野生動物保護センターの専門家は、公園の管理所に駆けつけて、緊急措置を施した。その後、全面的な精密検査を行うために、この野生パンダを野生動物保護センタ−に移動した。関係者の話によると、この傷を負ったパンダは、約6,7歳。体長1.3m、体重60kg。腰椎以下は完全に感覚を失っており、頭部や体中にも多くの傷跡

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があるとのことだ。ところで、ここ陝西省あたりで、野生パンダの生息が確認されることは、たいへんに珍しいことなのだ。パンダといえば “四川省”、世界中の誰もが知っている常識である。実は、この救出劇に先立つ2日前、森林公園管理所の従業員たちは、この付近で野生パンダの“糞便”を発見していたのである。しかし、残念ながら、当のパンダの姿は確認できずにいたのであった。しかし、その糞便を検査したところ、この糞便の主と考えられるパンダは、どうやら「下痢」をしているらしいことが分っていたのである。

さて今回、観光客に偶然にも発見されたこの野生パンダは、とてもラッキーだった。また学術的側面からみても、今回の救出劇は、パンダの研究の貴重な研究材料となるはずである。本日(2006年7月4日)の日本のTV局も、早速、この話題を報じていた。何はともあれ、傷ついた野生パンダが無事に救出されたことは喜ばしい限りである。このパンダの順調な回復を祈りたい。

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