中国の職探し、決め手は「コネ」=若い世代からは不満の声―スペイン紙

Record China    2015年10月7日(水) 9時4分

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4日、先月29日付のスペイン紙・エルパイスは、中国では就職にコネが不可欠だが、若者の間にはそうした状況への不満が募っていると報じた。資料写真。

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2015年10月4日、参考消息(電子版)によると、先月29日付のスペイン紙・エルパイスは、若い世代の就職難について、「欧米ではこうした状況が以前から続いているが、中国でも経済の減速に伴い悪化しつつある」と報じた。

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「大卒」の経歴は、数年前までは就職のための「チケット」であり、中国の沿海地区の製造業は、学歴が高くない人にも就業機会を多く提供してきた。だがそうした状況は一変しつつある。就職にはコネが不可欠で、若者の間にはそうした状況への不満が募っている。

大学で食品の品質・安全性について学んだ22歳のある卒業生は、「今の中国では人脈が極めて重要になっている」と話す。人脈がなければいっそうの努力を強いられることになり、自身の能力や努力とは関係ない部分で就職活動が決定づけられることに「不公平だ」と不満を漏らしている。

中国に長年滞在し、「中国ミレニアム世代:希望の世代」を執筆したエリック・フィッシュ氏は、「中国の若者は今も経済的に豊かになることを求めてはいるが、金銭は人生の目標を達成する道具と考え、人生の最終的な目的にはしなくなっている」と指摘する。(翻訳・編集/岡田)

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