2015年10月13日、新聞晨報によると、中国陝西省西安市で高血圧の患者が病院から処方されたたった4毛（約7．5円）の薬で、症状が収まったことが話題になっている。

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西安市に住む王（ワン）さんは、7日に旅行から帰ってきた後、血圧が上昇した。いつも服用している薬を飲んでも、血圧が下がらなかったため、妻の劉（リウ）さんは王さんを近くの五二一病院の救急外来に連れていった。当時の王さんの血圧は160/106。当直の医師は問診後、12錠の薬を処方した。しかし、劉さんが驚いたのはその値段。薬代はたったの4毛だった。王さんは処方された薬を飲むとすぐに血圧が下がり、それから再び上昇することもないという。劉さんは「病院で診てもらうのも難しく、診てもらえても高いと言われるこのご時世。53まで生きてきて、初めてこんなに素晴らしいお医者さんに出会った」と語った。

これを受け、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には、「むやみに薬を出さない、無駄な費用を請求しないことこそ、真に人々のためになることだ」「ケース・バイ・ケースだろ」「4毛以下の薬を処方する医師は良い医者ってことになるのか？医者と患者のトラブルは、こういうところから起きるんだよ」「常識がないって怖いな。医者が処方したのはヒドロクロロチアジドやアムロジピンだろう。そんなもんだよ」「確かに、余計な薬を処方しなかった点で、このお医者さんは素晴らしいと思う」など、さまざまなコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）