2015年10月21日、中国の掲示板サイトに、「終わった！TPPで日本は品目95％関税撤廃」と題するスレッドが立った。

【その他の写真】

スレ主は、日本政府が20日に公表した環太平洋連携協定（TPP）の関税分野の合意内容によると、日本は輸入する9018品目の農林水産物・工業品のうち、95％の関税を撤廃すると紹介。「これでどうやって競争するんだ。だから工場がみんな東南アジアへ移っているのか」と危機感を示した。

これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「確かに終わったな。今後、山東のにんにくが日本で売れなくなる。日本は米国やベトナムから買うに違いない。中国の損失は大きい」

「こうなったらフィリピンにでも移民する方がいいな」

「この先はベトナムに不法入国するようだな」

「これで中国は80・90年代のような密輸品がはやる時代がまた来るかもね」

「いいじゃないか。外国がTPPなら、俺たちは文化大革命に大躍進だ」

「TPPに参加するには民主化が必要。でも中国の支配層は絶対に応じない」

「中国は年間5000億ドルもの品物を作って海外に売っている。つまり外国は5000億ドル分の品物が必要なのだ。TPPへの参加と5000億ドルの品物とは関係がない」

「われわれの偉大で栄誉ある正しい共産党が、何かいい手を持っているに違いない。そうでなければ偉大で栄誉ある正しい共産党ではないのだから」（翻訳・編集/山中）