2015年11月1日、人民網は記事「参鶏湯だけではない！李克強（リー・カーチアン）首相の韓国訪問の成果」を掲載した。

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「韓国訪問では、お隣さんのお宅を訪ねたような親しみを感じます。」これは李克強首相が10月31日の韓国での公式夕食会で発言した言葉だ。もっともただ遊びにいったわけではない。17もの提携文書が調印されるなど、膨大なお土産が用意された。

李克強首相は訪問前に韓国紙・朝鮮日報に寄稿しているが、「マクロ経済から一汁一菜といった小さな話題まで、多くの議題に注目している」との一文があった。まさにその言葉通りの提携もなされた。米や水産物、キムチに対する検疫体制の改定が協議された。今までは検疫面の問題で輸入できなかった本物の韓国料理が中国にやってくる。

また、個人輸入における消費者保護の覚書も交わされた。韓国では今年を中国旅行年と指定していたが、来年は中国が韓国旅行年と指定することもあり、両国旅行者の相互訪問がさらに活発化することも期待される。そして最後に中国からとびきりかわいい贈り物が待っていた。パンダ保護協力に関する覚書が調印され、来年にもパンダ2頭が韓国に貸与されることが有力視されている。（翻訳・編集/増田聡太郎）