中韓が経済協力を強化、FTAの年内発効目指す―仏メディア

Record China    2015年11月2日(月) 11時33分

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31日、中韓の首脳がソウルで会談し、両国関係に関して意見を交わした。経済分野の13項目で備忘録に署名したほか、自由貿易協定(FTA)の年内発効を目指すことが確認された。

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2015年11月1日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、中国の李克強(リー・カーチアン)首相は10月31日、ソウルの韓国大統領府で朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談し、両国関係に関して意見を交わした。経済分野の13項目で備忘録に署名したほか、自由貿易協定(FTA)の年内発効を目指すことが確認された。

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中国の国営メディア・新華社は、李首相が談話において、中国側は韓国側との間で絶えず前進し、友好関係をより強固にした上で新たな構想や分野、これまでなかった成長分野を作り出していき、中韓両国が協力することを期待すると指摘するとともに、協力関係に関する4つの大きな枠組みを示したと伝えた。

韓国・聯合ニュースは、金融分野では両国が上海に韓国ウォンと人民元の直接取引が可能な市場を設けることを取り決め、韓国政府が人民元の債券を発行できるようになったと伝えた。人民元の適格域外機関投資者(RQFII)の投資枠は800億元(約1兆5000億円)から1200億元(約2兆3000億円)に拡大され、韓国の銀行が山東省の韓国企業に人民元を融資することもできるようになる。

また、地域の安全保障について李首相は、中国側は朝鮮半島の平和と安定の維持、非核化の目標を堅持するとともに、対話による問題の解決に努めるとし、南北の関係改善を支持する考えを示した。朴大統領は中国が朝鮮半島の非核化や平和と維持に重要な働きを発揮することを重視し、今後継続的に意思疎通を図り、協調していくと話し、韓国も南北対話を望んでいるとした。

会談後、李首相と朴大統領は両国間の経済貿易、人的・文化的交流や科学技術、環境保護、品質検査など17分野の文書に調印した。(翻訳・編集/岡田)

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