2015年11月2日、安倍晋三首相は韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領とソウルの韓国大統領府で就任後初めて会談した。両首脳は日韓関係改善に向けた最大の懸案事項である慰安婦問題について、早期の妥結に向けて交渉を加速することで一致した。新華社が伝えた。

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日韓首脳会談は約3年半ぶり。韓国大統領府によると、朴大統領は会談で「慰安婦問題が両国の関係改善の妨げになっている」と指摘。「元慰安婦女性と韓国国民が受け入れられる形で問題を解決すべきだ。今回の首脳会談が歴史の傷を癒やし、両国関係が発展するきっかけになることを望んでいる」と述べた。安倍首相は未来志向の日韓関係構築に向け、朴大統領とともに努力したいと表明した。

会談で両首脳は安全保障、経済などの分野で協力する原則を確認。北朝鮮の核問題解決に向け、さまざまなルートを通じて協力することで一致した。経済分野では日韓自由貿易協定（FTA）などの枠組みを通じ、持続的な協力を推進する方向で意見を交わした。（翻訳・編集/大宮）