韓国首相「現行の検定制度では正しい歴史教科書を作ることが不可能」、歴史教科書国定化の必要性強調、親日歴史美化への懸念を否定―中国メディア

Record China    2015年11月4日(水) 19時0分

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3日、韓国の黄教安首相は、「現行の検定制度では正しい歴史教科書を作ることが不可能だ」との認識を示し、歴史教科書国定化の必要性を強調する談話を発表した。資料写真。

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2015年11月3日、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は、「現行の検定制度では正しい歴史教科書を作ることが不可能だ」との認識を示し、歴史教科書国定化の必要性を強調する談話を発表した。中国新聞網が伝えた。

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韓国メディアによると、政府が先月、中高歴史教科書の国定化方針を発表すると、全国教職員労働組合(全教組)は、政府の教科書国定化を批判する時局宣言を発表し、「憲法が保障する教育権と表現の自由を侵害し、教育の自主性・専門性・政治的中立性に反する」「教科書国定化は一種の歴史政変だ。親日・独裁の歴史を美化する歪曲(わいきょく)された教科書で次世代を学ばせることはできない」などと反対していた。

黄首相はこの日発表した談話で、「現行教科書は種類こそ少なくないが、内容は多様性に乏しく、偏向したものだ。高校の99.9%が偏向が指摘される教科書を採択している。憲法の価値に忠実な正しい歴史教科書を作らなければならない」と述べた。また、国定化により親日・独裁の歴史を美化した教科書が登場することへの懸念があることについて、「政府がそうした現象を座視することは決してない」と強調した。(翻訳・編集/柳川)

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